債務整理を弁護士に相談すべき人
まずは、債務整理と言ってもいくつかの方法がありますので、方法別の相談すべき人を挙げていきます。当てはまる方は、一度弁護士に相談してみましょう。
過払い金請求
- 過去に18%以上の金利で借り入れをしたことがある人
- 借金完済から10年が経過していない人
任意整理
- 毎月の返済額が生活を圧迫している人
- 毎月の返済額を下げれば返済することができる人
- 保証人付きの債務をお持ちの人
個人再生
- 借金は大幅に減らしたいが自宅は残したい人
- 現在の借金総額から半分程度減れば返済見込みがある人
自己破産
- 収入が少なく返済が困難な人
- 借金額が多く返済が困難な人
借金問題を弁護士に相談・依頼するメリット
借金問題を弁護士に相談・依頼することで以下のようなメリットを得ることができます。
適した債務整理の方法を教えてもらえる
前述の通り債務整理と言っても様々な方法があります。どの方法が最適かどうかは相談者の状況によって変わってきます。
- 借り入れ額
- 借り入れ相手
- 借り入れ期間
- 住宅ローンの有無
- 返済能力(現在の収入)
弁護士に相談することで、適した借金返済の方法や、減額後の金額などを教えてくれますので、借金返済へ具体的なイメージができます。
債権者からの取り立てがストップする
債務整理を弁護士に依頼し、代理人にすることで、それまであなたに来ていた債権者からの催告書や取り立ての電話は弁護士に行くになります。毎日のように取り立てに悩まされていた方にとっては、これだけでも大きなメリットでしょう。
債権者との交渉もうまくいきやすい
債務整理と言えば、自己破産などの法的手続きを思い起こしますが、実は債権者との任意交渉(任意整理)が大半を占めます。この場合、返済計画をきちんと立て、それを基に交渉を行いますが、返済に苦しんでいる債務者本人からの交渉に応じてくれる債権者はあまりいないのが実情です。
弁護士へ依頼すると、きちんと返済計画を立てた上で、さらに利息のカットや返済期間の延長などをお願いし、無理なく返済できるように交渉してくれます。ですので、債権者との交渉もうまくいきやすいのです。
面倒な手続きを行ってくれる
一方で、個人再生や自己破産などの手続きに移ると、書類の作成や財産の報告など、普段行わない面倒な作業がたくさん出てきます。正直なところ、そのようなことに労力と時間を費やすくらいなら、返済額を稼ぐためにパートなどを始めたほうが割に合うかと思います。
弁護士に依頼することで、それら面倒な手続きをほとんど行ってくれます。あとは弁護士の指示通りに動けばいいだけです。
債務整理を弁護士に依頼した場合の費用相場
債務整理を弁護士に依頼した場合の費用はピンからキリです。ただ一点言えることは、悪質な弁護士に依頼しない限りは弁護士費用で費用倒れすることはほとんどと言っていいほどないということです。
債務整理は、借金額を減らすことが目的なので、減らした借金額以上の弁護士費用がかかることはほとんどありません。通常の弁護士であれば、費用倒れの危険性があれば受任前に伝えてくれます。また、借金問題では無料相談を受けてくれる弁護士事務所も多いので、具体的な費用を個別に聞いてみることもいいでしょう。中には分割払いが可能な事務所もあります。