[voice icon=”http://legal-connect.net/wp-content/uploads/2019/04/publicdomainq-0006800ijc-1.jpg” name=”不倫された女性” type=”l”]
- 不倫をしたパートナーは絶対に許せない!
- 弁護士に依頼してでも絶対に慰謝料を請求してやる
- できれば相場以上(50万〜300万円以上)の請求をしたい! など
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『この人だけは大丈夫』だと思っていたのに、裏切られたあなたの悲しみは測りようがありませんが、不倫をしたパートナーに慰謝料を請求し、金銭的な制裁を加えられる、その際の慰謝料額は50万円〜300万円という知識は一般的に広まってきたように感じます。
https://twitter.com/ai70178684/status/1120706540065832960不倫相手に対して、慰謝料を請求することも『不倫の証拠』さえ集めることができれば自分ですることもできますが、この記事をご覧になっているということは、あなたは『弁護士に依頼した方がより高額な慰謝料を請求・獲得できる可能性が高い』ことをご存知のことと思います。
下の図は、調停などで弁護士の関与(依頼したかどうか)の推移を示したものですが、弁護士への依頼件数はここ20年近く右肩上がりで増えており、弁護士に依頼をした方がスムーズに解決するという意識は、多くの方が持っていることがわかります。
しかし、弁護士もインターネットの集客に力を入れる時代です。多すぎる情報に晒されるなか、
- 結局どの弁護士を選べば最も満足できる解決に繋がるのか
- 不倫慰謝料の請求が得意な弁護士は誰なのか
- どういった基準で弁護士を見て判断すれば良いのか
こういったことでお悩みではありませんか?
弁護士は、『依頼人の代わりとなって交渉することを許された法律のプロ』ですが、『弁護士』といえど人ですので『得意不得意』がありますし、実績がある分野とない分野があります。例えば長年『相続問題』に取り組んできて、遺産相続に関しては知識も実績も多い弁護士の場合、離婚問題や男女トラブルに関わって来なければ当然その分野の知識は浅くなります。
また、仮に裁判となった場合、相手方にも弁護士がついているケースが多いでしょうから、相手側弁護士の実績は多いのに、自分の弁護士が不倫問題に詳しくなければ勝率は低くなってしまいます。
こういったマイナスを少しでも下げるためにも、『弁護士の選び方』は非常に重要な要素ですし、『不倫・男女トラブルに詳しい弁護士』に依頼することが、慰謝料請求の成功・高額慰謝料の獲得に繋がります。
そこで今回は、
- 不倫慰謝料の請求が得意な弁護士の選び方
- 信頼できる弁護士だと判断するためのポイント
相談・依頼時の弁護士費用までご紹介します。
不倫の慰謝料請求に詳しい弁護士の選び方|絶対に押さえる8つのポイント
先ほどもお伝えしましたが、弁護士にも得意分野とそうでない分野がありますので、弁護士であれば誰でも不倫慰謝料の解決が得意ということではありません。
法律分野は多岐に渡るため、不倫の慰謝料請求の確実性を高めるためにも『不倫慰謝料・男女トラブルの解決にに注力している弁護士』を選ぶ必要があります。
不倫慰謝料/男女問題に集中的に取り組んでいること
男女トラブルのような感情が大きくなってしまい、収まりがつかない、理論ではない感情とどう折り合いをつけるかが難しい分野では、依頼する弁護士が不倫・男女問題に対して話の争点を理解し、感情とどう折り合いをつけていくかで結果に大きな違いが生まれます。
単純な離婚問題とは違うことに注意
不倫慰謝料や男女トラブルは広く離婚問題として扱われますが、単純に離婚問題といっても様々な分野(親権・養育費・財産分与など)があります。特に不倫では登場する人物が多く、夫と妻の夫婦2人で解決できる問題ではありません。
そのため、離婚問題が得意な弁護士であれば良い、という視点や単に経験が長いということだけではなく、
- 不倫の慰謝料請求に精通していること
- 集中的に取り組み、数多くの案件を解決していること
この2点は絶対条件でしょう。
不倫慰謝料請求の解決実績がわかること
不倫慰謝料・男女問題の解決実績があれば、その解決実績を必ず事務所HPなどで、どのような案件を扱ってきたのか掲載しているはずです。もしHP上で確認出来なければ直接きいてみるのも有効です。
その時に見て頂きたいのは、『自分の状況と同じ。あるいは似たような事件の解決実績がないか』です。獲得金額がいくらになったという記載をされている弁護士が非常に多いですが、まずは獲得金額よりも状況を確認すべきです。
なぜなら、状況が違えば請求できる金額にも差が生まれるからです。もし目にした弁護士が実績の掲載をしていないなら、迷わず次の弁護士を確認しましょう。
直接弁護士に確認するよりも、実績の掲載がある弁護士を見た方が早いです。その上で飛ばしてしまった弁護士が気になったら、相談し、状況を説明することで、詳細な回答が得られるはずです。
慰謝料請求調停などの経験が豊富であること
不倫の慰謝料請求は多くの場合、『不倫相手を交えた示談交渉』で決着しますが、示談では解決ないこともあります。話し合いでは解決できないとなれば、『不倫慰謝料請求調停』を申立て、裁判所で争うことが多いです。
つまり、慰謝料請求調停の実績が多ければ、過去の事件を参考にしながら、最も最適な解決方法や手続きの進め方を考えることも、慣れていれば容易になります。その結果、短期間かつ有利な状況で慰謝料請求が成立することも望めるでしょう。
さらに、調停の実績が豊富ならあなたが不利になる可能性を検討し、事前に対策を打つこともできますから、法律的な知識が豊富、不倫問題を多く扱うという視点に加え、事件処理の件数が多いことも選ぶポイントにしましょう。
どの程度の実績があれば豊富と言えるのか?
残念ながら明確な基準はありません。ただ、10年間で調停件数が100件なのと、1年間で100件では当然考え方も変わってきます。しかしこれは極端な例ですので、その調停件数の中で、『自分に近い状況の件数・解決実績がどのくらいあるか』を聞いて 、判断されるのが良いかと思います。
調停や裁判以外の解決方法も持っていること
全ても裁判等で解決しようとすると、依頼者の負担も大きくなり、解決までにかかる時間も長くなってしまいます。
そのため、示談交渉が難航していても、できるだけ調停や裁判ではなく、話し合いのアプローチを変えるなど、裁判以外の解決方法を豊富に持ち提案してくれることも、不倫慰謝料請求の解決に注力している弁護士の特徴といってよいでしょう。
専門家との繋がりも多く持っていると良い
浮気・不倫慰謝料では『不倫の証拠』が必要になってきます。そのため、もし証拠がないとなった場合は証拠を集める専門家、探偵などとも連携が取れる弁護士であれば、なお安心ですね。
自分ひとりでは対応できない問題に対して、専門分野を分けて取り組める弁護士はよい弁護士といえるでしょう。
弁護士費用の料金体系が明確であること
弁護士費用は3つの費用で構成されており、『相談料』『着手金』『成功報酬』が基本です。最近は相談料無料の弁護士も増えてきましたので、そこまできにする必要もありませんが、着手金や報酬金が高すぎるのも困りものです。安すぎると逆に不安にもなるでしょう。
相場としては下記のようになっていますから確認しておくと良いのと、解決後に想定以上に高額な報酬金を支払うことにならないように、弁護士費用の算出基準や支払方法などの詳細な説明を受け、不明瞭な部分がないことを確認しましょう。
相談料 | 10,000円/時間(無料の場合も多い) |
着手金 | 15万円〜20万円前後 |
成功報酬金 | 経済的利益の15%〜20% ※例:100万円獲得したら100万円×15%=15万円 |
その他(日当) | 出廷1回につき2万円前後、交通費等 |
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同性/異性の弁護士にこだわり過ぎない
不倫・男女トラブルの相談ですから、同性の弁護士にこだわりたい(逆に異性にこだわりたい)方も多くいます。確かに同性であった方が安心感があるケースもあるでしょう。ただ、こだわり過ぎてしまうことで、優秀な弁護士に出会う機会を失ってしまうかもしれません。
(いま離婚・男女問題で活躍している弁護士は男性の方が多い傾向があります)
弁護士は、依頼人の味方です。同性・異性問わず、優秀な弁護士であれば相談してみましょう。
『あなたにとって』相性が良い・信頼できる弁護士であること
弁護士もあなたも人ですから、最後は相性で決めるのが一番うまくいきます。これは、多くの弁護士もいっています。
「トラブルに巻き込まれた。困ったなあ。弁護士知らないしなあ。」
という場合(1)いきなり法律事務所直電・相談予約→勇気いるのはようわかる。ただ大体の場合最善。何より自分で選べる
(2)知り合いにだれか知り合いの弁護士いないか聞いて紹介してもらう→大体問題ないが相性の悪いとき困る(続く)— 大阪名物パチパチ弁護士 (@obpmb3fN93mQI9i) November 18, 2018
何かあれば、早めに「プロ」に相談。友達や家族では、残念ですが労使紛争は解決しません。
「プロ」とは労働組合(社外にもある)や労働側の弁護士です。相性悪ければ、直ぐ諦めず他も当たってみてください。病院探しと同じです。— 嶋﨑量(弁護士) (@shima_chikara) April 2, 2019
弁護士を選ぶ上で一番重要なのは、「相性」だと思う。依頼者と弁護士は、紛争解決のために長い間二人三脚でやっていかなければならないので、相性が悪い弁護士相手だと大変。
ちなみに、報酬の値段だけで決めるのは、年収だけで結婚相手を決めるようなもので、あまりお勧めできない。— 中村剛(take-five) (@take___five) September 3, 2018
弁護士を信頼しない依頼人では意見交換もうまくいきませんし、問題解決は弁護士に丸投げして入れば良いというものでもありません。
たとえ友人から評判のよい弁護士を紹介されたからといって、あなたとうまくいくかはわかりません。もしいまの弁護士とあまりうまくいっていないのであれば、セカンドオピニオンをすることも検討してみましょう。
お互いの為に最も良い結果を出した方が気持ちも良いですし、何か引っ掛かりを残したまま進めていては得られるものも得られなくなってしまいます。
いまお伝えしたことを考えながら、何が一番良いのか、考えながら相談されることをおすすめします。
不倫慰謝料の請求は弁護士に相談する方が良い?依頼する3つのメリット
第三者が入ることで感情的なトラブルになりにくい
不倫されたから慰謝料を請求したいという想いは、かなり感情的な話しと言えます。当事者からすれば『そんなことはない』と思われるかもしれませんが、話し合いを続けていくうちについつい感情的になってしまうケースは往々にしてあります。
【法律事務所エクラ梅田】離婚するつもりはなくても、配偶者や不倫相手に慰謝料を請求することは可能です。早い段階で慰謝料請求の経験豊富な弁護士に相談しておくことがポイントです。https://t.co/HjMsndLMyc
— 大阪梅田の離婚相談・弁護士事務所 (@ekulat20161) April 25, 2019
思わぬ言葉がきっかけに激しいトラブルに発展、収まりがつかなくなってしまったケースはいくつもありますし、そうなってしまうと『実際に慰謝料が支払われるまでの期間が長くなるばかりか、相手からの支払いすら得られない』という事案も出てきます。
そうならないように、弁護士が間に入って、冷静にあなたの気持ちを代弁します。
- 不倫相手とセックスをしていないと言い張るのはなぜか?
- 性交渉がなくても慰謝料を支払わせることは可能か?
- どんな行為があれば慰謝料の請求が妥当なのか
- 不倫相手が既婚者と知らなかった場合はどうなるの? など
言い争いになっている中で冷静に判断し、交渉するのは容易ではありません。弁護士に相談することで、解決までがスムーズなのです。
法的に戦略的な交渉を行うから解決までが早い
不倫慰謝料の請求は基本的に話し合い、つまり交渉です。交渉とは、お互いの落とし所を探りながら、いかに自分の有利な状況に持っていくかの高等テクニックと言えます。
つまり、戦略が重要になります。
[aside] 例えば・・・
相手の不貞行為を証明する証拠を持っていたとしても、あえてそれを伝えず探りを入れていくとします。事実確認や責任を追求していく中で、相手もしうそを言ってきたら、反省の色が見えないとして、慰謝料の増額を要求することも可能になるかもしれません。[/aside]
もちろん、うそを言ったからといって慰謝料を増額しなければいけない法律はありませんが、不倫慰謝料に正確な相場があるわけでもありませんから、事実と違うことを追求し、証拠を見せることで相手が増額に応じれば、その金額の慰謝料を請求することは十分に可能です。
不貞行為・不倫慰謝料の請求が得意な弁護士は、事実や相手の発言をうまく扱い、原因や状況を分析して、最高の結果を出すことが可能です。
あとでトラブルになる可能性も未然に防げる
慰謝料請求において多いのが、支払うことが決定したのに相手が支払わないことがあること。そのため、万が一慰謝料を支払わないことがあっても、支払わないと強制的に支払わせますよ!という示談書を作成することがおすすめです。
弁護士をはさんで作成しましたよ。
そして、絶対に公正証書にした方が良いです。給与差し押さえなどの強制執行ができるようになるので、相手への圧力が違います。
ちなみに公正証書にする費用は相手への慰謝料に上乗せしたのでこっちは持ち出しゼロでした。
— 不倫許さん (@furin_yurusan) April 19, 2019
ただ、その内容に不備があればそれが後々あだとなり、後日紛争を繰り返すというケースも少なくありません。経験豊富な弁護士が間に入ることで適切な書面を作成し、紛争の終局的な解決を提供します。
不倫の慰謝料請求に実績のある弁護士の探し方
では、選び方とメリットもわかったところで不倫慰謝料問題の解決に注力している弁護士を探す方法をご紹介します。
ネットで不倫慰謝料に注力する弁護士を探す
いまの主流はこの方法ですね。『不倫 慰謝料 弁護士』と検索すれば、だいたい不倫慰謝料請求に詳しい弁護士・法律事務所が見つかるでしょう。『不倫の慰謝料請求に詳しい弁護士の選び方|絶対に押さえるポイント7つ』でご紹介した内容を参考に、あなたにとってぴったりな弁護士を探していただければと思います。
ネットで探す場合の注意点
弁護士もネットのマーケティングに力を入れる時代ですので、SEO(検索エンジン最適化)を行なっている弁護士・法律事務所が一番上に上がってきていることを忘れてはいけません。つまり、本当にその弁護士や事務所が不倫に強いかどうかは、一概に信じすぎるのも考えものです。
ですので、必ず『解決実績』を確認し、どのような事例を扱ってきて、どう解決したのかは最低限見るべきですし、実際に面談をして信じて良い弁護士かは自分で判断するこが重要です。
不倫慰謝料に特化した弁護士ポータルサイトで探す
弁護士のポータルサイトといえば『弁護士ドットコム』が有名ですね。他にもいくつか弁護士を掲載しているポータルサイトがありますが、ああいった弁護士を探せるサイトから選んで相談するのも有効です。
弁護士ドットコムは法律の総合サイトですが、離婚問題に特化したポータルサイトであれば、最初から離婚問題が得意な弁護士を探せますので便利です。ただ、冒頭でもお伝えしたように『離婚問題』と『男女トラブル』と『不倫の慰謝料問題』は別物です。
大枠では同じジャンルなのですが、男女トラブルは離婚の有無が関わらないケースもありますから、必ずしも同じではありませんし、不倫慰謝料は
弁護士会から弁護士を紹介してもらう
弁護士会とは、全国にある弁護士をまとめている機関のことで、定期的に法律相談を行っています。面談相談以外にも電話相談を受け付けていますが、弁護士会によっては有料であったり無料であったりするので、自宅の近くに『弁護士会』があればを確認してみましょう。
弁護士会を利用するメリット
弁護士会は、日本で弁護士をやる方なら絶対に登録しなければいけない機関ですので、どんな弁護士でも紹介をしてくれます。手順はまず、お住いの地域に一番近い弁護士会(東京弁護士会や大阪弁護士会など)の「法律相談センター」へ連絡してください。
その後弁護士と個別の面談による相談という流れになります。
弁護士会を利用するデメリット
デメリット2つあって、
- ひとつは『法律相談が30分5,000円』の費用がかかること
- 二つ目はどんな弁護士かくるかわからないこと
です。不倫の慰謝料請求に詳しいのかどうか、そもそも離婚問題を扱っているのかどうかも自分では判断できませんので、一長一短がありますが、自分で探すのではなく紹介を受けたい場合は良いかもしれません。
友人・知人からの紹介がなければ一番確実
一番早いのは友人や知り合いから一旦紹介をもらうことですが、そうそう弁護士に知り合いのいる友人はいないでしょうから、その場合は弁護士会を利用するのが良いかと思います。
【参考】日本弁護士連合会
法テラスで弁護士を紹介してもらう
法テラスとは、法的なトラブルを解決に導くために最適な相談窓口・機関の紹介や情報の提供を行っている機関。また、経済的に弁護士を利用するのが難しい人に対し無料相談を行っています。
法テラス。毎回良い弁護士さんに当たり明確に質問に答えてくれる。離婚協議前に親権の念書取れるって。養育費上げたいなら5月まで待ったほうが良いって。
— buntank (@hTTD4JSivSDCiHq) April 24, 2019
1つの案件につき3回の無料で相談できまが、法テラスでも弁護士会同様、必ずしも離婚問題の解決に注力している弁護士に相談できるとは限りませんので、そこは注意です。
【参考】法テラス
まとめ
不倫の慰謝料はできるだけ早い段階で弁護士に相談するのがおすすめですが、依頼を焦って畑違いの弁護士に相談しては意味がありませんので、よく考え、慎重に行動していただければと思います。