離婚問題に関する相談を弁護士にしようと考えた際は、弁護士の選び方が最も重要な要素になります。
単純に弁護士と言っても、法律問題は多くありますので、「離婚が得意な弁護士」でなければ的確なアドバイスを受ける事は難しくなるからです。
では、どういった弁護士を選べば良いのか、また離婚に詳しい弁護士はどうやったら探せるのかを解説していこうと思います。
不倫慰謝料に強い優秀な弁護士の選び方|絶対に押さえる8つのポイント
まず弁護士の選び方について解説していきます。
離婚分野・男女トラブルに注力していること
最も見て注目して頂きたいポイントは、その弁護士が離婚問題に積極的に注力して取り組んでいるかどうかです。
「離婚/不倫問題に注力!」と謳っているだけでは本当に離婚問題が得意なのかどうかは判断できません。
とはいえ、離婚への意思表示は大事ですので、まず、離婚分野に注力している、離婚・不倫慰謝料が得意であるとアピールしている弁護士の中から探すことをおすすめします。
過去に離婚調停などの実績がある
離婚ケースを多く扱ったことのある弁護士は、実践でノウハウや、離婚条件を有利にするテクニックなどの経験もあります。
また、離婚問題はメンタル的な問題も多く含んでいますので、そのような問題に配慮がある人が望ましいでしょう。
相談者とお互いに理解が得られること
どのような方針で仕事を進めていくか、よく話し合える弁護士である必要があります。もし、あなたの話を聞いても方針を示さず安易に引き受けたり、質問に対する回答が正確や誠実でない弁護士であれば依頼するのは避けたほうが良いでしょう。
法律の説明も明確でわかり易いこと
良いことばかりを言わず、こちらの有利な点や不利な点はなんなのか、必要な経費や所用時間などの詳細な状況を説明してくれる弁護士が良いですね。また、過去の判例や法律論だけではなく、経済的な合理性などもアドバイスしてくれる弁護士であれば安心できます。
着手金・報酬などの弁護士費用について説明があること
弁護士費用が高すぎるのは困りものですが、逆に安すぎても問題です。
もちろん無理な処理をされたり、手抜きをされるのは論外ですが、弁護士費用の算出基準や支払方法、支払時期などの報酬説明を出来る限りしてもらってください。自分の試算と大きく違えば、何故なのか説明を受けましょう。
弁護士との連絡が密にできること
いつも忙しくしていて、あなたと話も出来ない弁護士も避けたほうが無難です。
ただし、弁護士はそもそも多忙であることが多いので、伺う前には必ず予約電話を入れたほうが良いでしょう。
事前にアポイントを入れておいたのに会えない場合は、考え直したほうが良いかもしれません。
同性の弁護士にこだわらないこと
離婚問題の相談をする際、同性の弁護士にこだわって探す方が多くいます。
確かに同性であった方が、安心感があり話しやすいでしょう。しかし、こだわり過ぎてしまうと優秀な弁護士に出会う機会を失ってしまうかもしれません。
弁護士は、依頼人の味方です。同性・異性問わず、優秀な弁護士であれば相談してみましょう。
あなたにとって話しやすい存在であること
最終的にはこれが1番大事です。上記の条件を満たす弁護士のなかから話しやすい人を選びましょう。
人間には合う・合わないというものがあります。優秀で評判のよい弁護士だからと人間面での相性を妥協して選んでしまうと、あとになって「うまくいかない…。」となってしまうこともあるので、あまりおすすめできません。
これだけは避ける!依頼しないほうが良い弁護士の特徴
世の中には悪徳と呼ばれる弁護士や、対応が悪い弁護士も残念ながら存在します。そう言った弁護士に当たらないよう、ここで依頼すべきでない弁護士の特徴を押さえておきましょう。
着手金・成功報酬の説明がはっきりしない
弁護士費用は決して安くはない金額になります。弁護士費用の説明が曖昧なままですと、見積もりをもらった後に、後からぼったくられる可能性があります。
委任契約書を結ばない弁護士
離婚問題の相談をしたあと、実際に依頼をする際は必ず契約書を交わすのが原則になります。法的に義務があるにもかかわらず、委任契約書を交わさない弁護士は結構いますが、契約書を結ばない弁護士だけは避けていただくのが良いでしょう。
今後の展開を教えてくれない弁護士
依頼した後はどういう風に弁護士が動いて、どういった展開になるのかを聞いても、教えてくれない弁護士は何にもプランがない可能性がありますので、こういった弁護士は避けましょう。
ハッキリと言い切ってしまう弁護士
どうなるかは裁判官や交渉においての相手次第なので「~の可能性が高い」「~と考えます」っていうのであれば正しいでしょう。逆に、「絶対に勝てます」などの発言をする場合は再考の余地があります。
仕事が遅い
これははっきり行って論外です。弁護士の仕事が遅いかどうかは依頼してからはっきりと分かるので、依頼する段階では判断が難しいのですが、少しでもそう思うことがあれば、その弁護士へ引き続き依頼はしないほうが良いでしょう。
プライドが高そうな弁護士
弁護士と言えどサービス業には変わりありませんが、どうしても偉そうな態度をとる弁護士もいます。偉そうかどうかはあなたの感じ方によりますが、そこが分かっていない弁護士は結構いますので、弁護士に相談し話しをしてみた感じでそう思われるなら、やめておいたほうが良いでしょう。
人の要望や話を聞かない弁護士
こんな弁護士に依頼したらかえってあなたのストレスになるだけです。専門家とは時にこういった傾向が強くなりますが、だからと言って寛容になる必要はありませんので、早急に乗り換えを考えるべきです。
連絡がつきにくい弁護士
仕事が遅い、連絡が遅いというのも問題ですが、連絡をくださいと伝えてもらっても、連絡がこない弁護士は早急に契約を解除すべきでしょう。
全て裁判に持ち込もうとする弁護士
不倫や離婚問題の解決は裁判だけではありません。むしろ裁判をせずに示談で解決させた方が、相談者にとっては時間も費用もかからず、早めの解決が出来る可能性が高くなります。
裁判以外の解決方法を提示してくれたり、そうすれば穏便に素早く交渉・示談で解決できるかを考えてくれる弁護士を検討すべきです。
不倫慰謝料問題に強い弁護士の探し方7選|優秀な弁護士に出会うには?
では、上記のような優秀な弁護士を探す場合、どのような手段があるのか、以下で5つ解説します。
不倫慰謝料弁護士ガイドから探す
手前味噌ではありますが、まずはこのサイトから。
離婚・男女問題の解決を行う弁護士の中でも、不倫慰謝料問題にフォーカスし、注力している弁護士を探すことができます。
相談料無料、全国対応可能な弁護士を探してすぐに相談することができます。
東京・首都圏の弁護士を探す | |||
東京 | 埼玉 | 神奈川 | 千葉 |
弁護士 齋藤健博(銀座さいとう法律事務所)
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住所 | 東京都中央区銀座2丁目4番1号銀楽ビルディング503E号室 |
最寄駅 | 有楽町線・銀座一丁目駅(5番出口):徒歩1分 JR・有楽町駅(京橋口):徒歩4分 日比谷線・銀座駅(B4出口):徒歩5分 丸ノ内線・銀座駅(C8出口):徒歩4分 銀座線・銀座駅(A13出口):徒歩5分 |
電話 番号 |
070-2627-6876 【平日・土日祝日】06:00〜24:00 |
対応 地域 |
全国 |
相談料 | 初回相談無料 |
[/col2] [/colwrap] [box class=”pink_box” title=”コメント”]浮気・不倫慰謝料問題は、抱え込まず、お気軽にご相談ください。不倫慰謝料の減額交渉に自信があります。相談料は初回無料ですので、ぜひご利用ください。[/box]
知人や友人から紹介してもらう
もし知り合いに離婚が得意な弁護士を知っている方がいれば紹介してもらいましょう。
できれば、離婚調停を依頼したことがある方からの紹介だと実績もありますのでベストです。紹介者がいないと受任しない弁護士もいますし、お互い紹介者がいた方が安心感があります。
弁護士会からの紹介を受ける
各都道府県の弁護士会では有料の法律相談を開いていますので、法律相談をして、弁護士を探す方法もあります。
法律相談の申込み時に相談内容を伝えれば、当番弁護士の中で、相談内容に適した弁護士を紹介してくれますので、依頼者にとって安心な選任方法だと思われます。 相談料は30分以内で5000円前後が目安です。
事前に相談内容や質問事項を整理しておきましょう。弁護士会を利用したい思われた方は「東京弁護士会」といったキーワードで検索してみると良いでしょう。
参考:東京弁護士会
法テラスから弁護士を紹介してもらう
法テラスは、法的トラブルを解決に導くために弁護士の紹介や情報の提供を行ってくれる機関です。また、経済的に弁護士の依頼が難しいという方のために弁護士費用の立替なども行ってくれます。
法テラスであれば、3回まで無料で法律相談が可能ですが、必ずしも離婚・不倫問題を得意とする弁護士を紹介されるとは限りませんので注意が必要です。
法テラスを経由して弁護士を探すこともできます。法テラスの営業時間は午前9時から午後9時(平日)まで、土曜日は午前9時〜午後5時までですので、この時間の間に電話をしてみましょう。
参考:法テラス
インターネットから検索して個別の弁護士を探す
2000年10月頃から弁護士業務の広告規定に制限がなくなりましたので、弁護士が得意分野や担当事件の紹介ができるようになり、弁護士に関する情報が得られやすくなりました。
そのため、今では多くの弁護士がホームページを持っていますので、インターネットを使って多くの弁護士・法律事務所を探すことができます。
例えば離婚調停が得意な弁護士をお探しの場合は、「離婚調停 弁護士」などのキーワードで検索してみると良いでしょう。
あなたがお住いの地域で絞りたい場合は「不倫 慰謝料 弁護士 東京」といったように、お住まいの地域と掛け合わせてみてもよいかもしれませんね。
タウンページの利用をする
タウンページにも法律事務所が掲載されています。もし上記の方法でよさそうな弁護士が見つからなかった場合、利用してみるとよいでしょう。
弁護士のポータルサイトから探す
世の中には『弁護士を探す』ことに特化したポータルサイトがあります。例えば『弁護士ドットコム』が有名ですね。各分野に注力している弁護士が掲載されていますので、不倫慰謝料に特化した弁護士を探すのも容易かと思います。
他には・・・
などは比較的弁護士数も多く、弁護士探しも捗るかと思います。
不倫慰謝料問題を弁護士に相談するタイミングと相談前にやっておくと良い準備
そもそも離婚問題の解決に対して、弁護士への依頼はどのタイミングで行えば良いのでしょうか?
結論から言うと「できるだけ早いタイミング」が望ましいのですが、そうは言っても依頼すべき状況かどうかも留意すべきかと思います。
また、弁護士に相談する際にやっておくと便利な事をご紹介していきます。
ポイントはできる限り一回の相談で状況を話し、2回目以降の相談は避けるようにすることです。
弁護士事務所は初回の法律相談を無料に設定している場合が多いので、無料相談を最大限活用する為の方法について紹介したいと思います。
複数の弁護士事務所に相談して検討する
弁護士が本当に良い弁護士かどうかを判断するためには、複数の弁護士事務所に無料相談をしてみて、どの弁護士が一番自分にあった弁護士なのかを判断されるのが一番良いかと思います。
そのためにも無料相談を利用する事は大いに意味があると言って良いでしょう。
聞きたい事をあらかじめ用意して行く
法律事務所はコンビニとは違いそう簡単にいけないところですので、法律事務所に着いて弁護士と相談となると、聞きたいことを忘れてしまったりしてしまうケースがあります。
そういったことを避けるためには、予め聞きたいことをメモしておき、メモを持って相談に行くようにしましょう。
時間をかけて準備しておくことで、色々と聞きたいことが出てきた場合でもスムーズに聞くことができます。
ある程度の離婚に関する法律知識を得ていく
弁護士との相談の際には法律用語が多数登場しますので、相談の際にどういう意味かと尋ねていると、それだけで無料相談の時間が終わってしまう可能性もあります。
ですので、相談前に事前にインターネットを通じて法律知識を身に付けておくことも重要です。
ただ、インターネットの情報の中には多少語弊があったりする場合もありますが、それはそれで構いません。
「なんとなくこういう意味なんだ」という概要を把握することが大事です。
あらかじめ用意できる証拠は揃えておく
離婚問題に法律問題の解決にとって証拠は大切です。裁判でも調停でも、証拠は大きな意味を持つものではあります。証拠があることで離婚調停を有利に進めることができるのは間違いありません。
相談の前に必要となる証拠があるのであれば、相談時に集めた証拠を弁護士に見せるようにしましょう。
どの証拠がつかえるのかも弁護士に聞けば答えてくれますので、証拠を集めていおくことで弁護士への相談もスムーズにいくでしょう。
まとめ
離婚・不倫問題が得意な弁護士の選び方はご理解頂けたでしょうか。
今回の内容を参考に、早期解決ができる弁護士を選ぶ際の参考にして頂ければ幸いです。